1929年に始まった世界大恐慌のとき・・・
ルーズベルト大統領は、フーパーダムをはじめとする公共事業によって雇用を創出する手法を用いて窮状を救いました。
日本の不況対策も今なお、判で押したように、公共投資で消費を喚起し、雇用を創出しようと心がけています。
しかし、1980年代の「神話」は、そのような故事と同一の古くさい発想を取ってはいましたが・・・
公共的な枠組は忘却し、空間を必要以上に華やいだものに見せかけて、その虚飾の花園にビジネスチャンスを見いだそうとしました。
それは「下心」ある神話だったのです。
しかし、1980年代におけるこの「神話」は、いくつかの先行した成功例をそのまま素直に受け取る楽観的な都市経営者たち(自治体の首長も含まれる)によって、安易に採用されていきました。
マンハッタンの「バッテリーパーク・シティー」の成功を踏まえたロンドンの「ドックランド」はそのもっとも大規模な一例でした。