湯河原沸石は、当時、東京帝国大学教授であった伊藤貞市博士の理解と指導を得て、
より詳細に検討し、この鉱物が、世界で未発見の新種であることを確認し、
産地の湯河原にちなんで、「湯河原沸石(Yugawaralite)」と命名して、発表した。
そして、この業績は、一九五五年、
櫻井氏の学位論文の一翼を担うこととなった。
櫻井博士が収集された鉱物標本類は、
その質と量において学術的価値の高いものであり、
日本を代表する鉱物コレクションとして世界的に知られている。
博士の鉱物コレクションは、
現在、国立科学博物館と神奈川県立生命の星・地球博物館に寄贈されている。